胃カメラ

上部消化管内視鏡は、一般的に「胃カメラ」と言われている検査機器です。
内視鏡を口または鼻から挿入し、先端に付いている超小型カメラで食道・胃・十二指腸の様子を画面に映し出すことで、ポリープ・がん・炎症などをはじめ、様々な病気の発見に役立ちます。
内視鏡を挿入する経路により、鼻からの場合は経鼻内視鏡検査、口からの場合は経口内視鏡検査と呼ばれています。

経鼻内視鏡は、内視鏡が舌のつけ根に触れにくいため、経口内視鏡に比べて嘔吐感や不快感が少ないのがメリットです。鼻腔内の麻酔だけで、あまりつらい思いをすることなく検査が受けられます。鎮静剤（ぼーっとするお薬）を使わないで検査できることがほとんどで、検査直後からお車の運転やお仕事をされることも可能です。ただ、鼻の奥の方が狭くて内視鏡が通らない場合や、血液をサラサラにするお薬を服用されていて鼻出血が心配される場合は、口からの検査をお勧めさせて頂きます。

経口内視鏡の場合でも、舌や下咽頭に内視鏡が接触しないようにすることで、苦痛の軽減が可能です。当院では経口で検査を行う場合も、外径5.9 mmと細い経鼻用の内視鏡を用いておりますので、経口用の内視鏡を使う場合よりも楽に検査を受けて頂けると思います。また、何らかの理由で鼻からの検査を選べないものの、口からの検査はつらくてイヤという方には、鎮静剤を使用して検査を行うことも可能です。

当院では月曜日から土曜日まで診療のある日はいつでも検査をいたします。朝ごはん（午後の場合は昼ごはんも）を食べずに来て頂ければ、当日の検査も可能です。