0284-40-1500 JR足利駅より徒歩5

肝臓内科

肝臓内科について

肝臓内科について

肝臓の病気は自覚症状が無いことも多いため、日頃から検査を受けることが大事です。異常が発見された場合には、適切な検査・治療を行うことが大切です。当院では、C型肝炎、B型肝炎、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)をはじめ、肝障害に関する診療を行っております。

主な肝臓疾患

C型肝炎

C型肝炎は、血液や体液を介してC型肝炎ウイルスに感染することで起こる肝臓の病気です。自覚症状が無いことも多く、感染すると約70%の方が持続感染し、慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進行する要因になります。日本では100~150万人の患者さんがいると推定されています。
慢性C型肝炎の治療目標は、C型肝炎ウイルスの排除です。長い間インターフェロンを主体とした治療が行われてきましたが、2014年にインターフェロンを使用しない直接型抗ウイルス薬が登場してからは、少ない副作用で飛躍的に治療成績が向上しました。現在は90数%の患者さんでウイルスの陰性化が可能となっています。

B型肝炎

B型肝炎は、血液や体液を介してB型肝炎ウイルスに感染することで起こる肝臓の病気です。感染経路は、母子による垂直感染や後天性の性的接触・輸血・臓器移植・刺青・針刺し事故などがあり、B型肝炎は感染した時期や健康状態によって、一過性感染で終わる場合と6ヶ月以上にわたって持続感染する場合とに分けられます。成人してからの感染は急性肝炎となり、鎮静化することが一般的でしたが、慢性化する患者さんが増えてきています。
治療目標はHBs抗原というウイルス蛋白の陰性化であり、臨床的治癒を意味します。治療は核酸アナログというウイルスの増殖を抑える薬剤を内服します。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

あまりお酒を飲まない人でも脂肪性肝炎になり、肝硬変、肝がんへと進行する場合があります。これは、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と呼ばれ、自覚症状もほとんどありません。肥満、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、薬剤摂取などが要因とされています。確定診断の際は、血液検査などで判断がつかないため、肝臓に針を刺し、肝臓の組織や細胞の一部を採取する肝生検が必要です。

肝硬変

肝硬変は、慢性的に肝細胞が破壊され、それにより生じた繊維化のために肝臓が硬くなり、肝機能が低下した状態です。肝硬変の主な原因は、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、アルコール性、非アルコール性脂肪肝炎、自己免疫性などで、大半は肝炎ウイルスによるものです。
肝硬変では、食欲不振、疲れやすいなどの症状がみられるだけでなく、肝がん発生の原因となります。重症化すると腹水や脳症、黄疸などが出現し、生活の質が大きく損なわれます。

検査を受けましょう

健診などによる肝機能検査で、検査結果が正常であっても肝炎ウイルスに感染している場合があります。一生に一度は肝炎ウイルス検査を受けましょう。特に、以下の項目に当てはまる方には、検査をお勧めしています。

検査を受けたほうが良い方

  • これまでB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス検査を受けたことが無い方
  • ご自身のB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス検査の結果をご存じでない方
  • ご家族にB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに感染している方、肝がんの患者さんがいる方
  • 健康診断の血液検査で肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT))の値の異常を指摘されたものの、まだ医療機関を受診されていない方
  • 母子感染予防策が実施されていなかった1985年(昭和60年)以前に生まれた方
  • 輸血や大きな手術を受けた方
  • 入れ墨を入れている方、医療機関以外でピアスの穴を開けたことのある方

当院での診察により、高度な医療や入院が必要と判断されたときは、症状に応じて適切な医療機関をご紹介いたします。

ゆはし医院

医療概要

診療科目
内科・消化器内科
住所
〒326-0056 栃木県足利市大町12-2
TEL
0284-40-1500
最寄駅
JR足利駅より徒歩5
診療時間 日・祝
9:00~12:30
15:00~19:00

休診日…日曜・祝日

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